高い年収を得るためには、その企業が業界内でトップであったり、
高い生産性または高い営業利益率のある企業で働きたいですよね。
もちろん、その視点・要素は大切なのですが、
まず食品業界内におけるざっくりとした市場規模を把握が重要です。
市場規模が大きければ大きいほど、消費者から必要とされているということですし、
強いメーカーは複数存在することが多いです。
また、市場規模が狭くても、企業数が少なく寡占市場となっている場合、
そのメーカーは優良企業と言えます。
”食品メーカー”は「人口減少が起きるから将来性が低い。」と
言われていますが、業界別の市場規模をしっかりと把握し、
”消費者により身近な”業種を仕事として選ぶ考え方もあると思います。
この記事では、あくまでもざっくりと食品業界別の市場規模をまとめて書いていきます。
(全ての食品業界を網羅している訳ではないのでご容赦ください)
この記事を見ることで、食品業界内のパイの大小は把握でき、
身近な食品で働くイメージに少しでも貢献できると思います。
食品業界内の市場規模
食品製造業における市場規模は、25~29兆円あります。
まず、下記をざっとまとめてみましたので、見てください。
()内はデータ元で、2019~2021年ベースです。
◆各食品の市場規模
ビール:2.9兆円
清涼飲料:5兆円(富士経済2021年8月)
即席麺:5,000億円
製パン:1.5兆円(2019年度、矢野経済研究所)
製糖・製粉・製油:0.2兆円、1.3兆円、0.8兆円(業界動向.search.com)
調味料・乳製品:1.5兆円、1.8兆円(上位6社から)
冷凍食品:5,500億円
菓子:3.3兆円
(チョコレート5,500億円、スナック菓子4,500億円)
これを見て分かるのが、飲料系は圧倒的な市場規模ということです。
ビールと清涼飲料のみで約8兆円なのでとてつもない金額です。
調べると分かりますが、平均年収も高いですね。
一方、製糖・製粉・製油は市場規模は小さいです。
加えて、輸入に頼っているのが特徴です。故に、海外進出もあります。
砂糖・小麦粉・食用油は「食」に身近な食材である分、
多くないメーカーに限られているのが現状です。
必然的に1・2位のメーカーは高い給料となります。
次に、製パンや調味料・乳製品は、各1.5兆円の市場規模なので
そこそこ大きいです。
製パン・乳製品は特に日持ちはしない”日配食品”ということもあり、
毎日の消費もあり、そこそこの市場規模がありますね。
全体の数字を見ると、消費者により身近なものが分かってくるでしょう。
最後に:”食品”の市場規模から働くイメージしよう!
本当にざっくりと食品業界の市場規模をまとめて書きました。
これをもとに、気になる食品業界があればメーカーについて調べてみるといいと思います。
自分視点で考えてみても、よく食べている・買っている商品群と
市場規模の大きさはリンクしているなぁと実感しました。
より身近に感じる食品業界並びにメーカーに着目するのも面白いでしょう。
その生産性・営業利益率を見てみると、働くイメージにもつながっていくと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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