食品メーカーの商品開発は、その会社にとって非常に重要な仕事となります。
私も、大手食品メーカーで商品開発を4年以上していますが、
車で言う「エンジン」と同じで、
この部署がいないと、そもそも会社が回らないと日々実感しています。
ちなみに、ここで言う”商品開発”とは、
商品企画~開発のことを指します。
つまり、「商品イメージを明確化し、実際の商品化を行う」ことです。
この記事では、私の経験に基づいた
商品開発で身につく10のスキルについて書いていきます。
これを読むことで、自身のキャリアアップが出来る!と考えたり、
会社の要となる商品開発で働きたい!と、前向きな気持ちになれます。
①マーケティングを学べる
ここのマーケティングとは「売れる仕組みづくり」と捉えています。
この仕組みづくりは、多くの本でも出版されていますが、
実践していることは、転職活動でも使えます。
具体的には、「自社・競合環境、情報収集、顧客のニーズなど」を行い、
商品開発を行っています。
このスキルは、幅広く応用が利くので一生涯使えるものです。
②プレゼンテーションスキルが上がる
商品開発は、企画書の立案~提案まで行うので、
必然的にプレゼンを行う機会が多くなります。
冒頭でお伝えした、会社の要となる部署であるため、
会社の「製造コスト」や「販売コスト」などの情報が盛り込んだ内容を
上手く説明していかなければなりません。
社内はもちろんのこと、社外に対してもプレゼンは行います。
回数をこなす機会が多いほど、上達もしていきます。
③コミュニケーションスキルが上がる
これは、先ほどのプレゼン力の内容と伴って
コミュニケーションスキルは身に付きます。
正直、商品開発は他部署と連携を取ることが多く、
このスキルは否が応でも高まると思います。
コミュニケーション力は高い人ほど、優秀な人が多いです。
④戦略・戦術を学べる
マーケティングの延長線上ですが、マーケティング戦略と言います。
その戦略を達成するための具体策が戦術となります。
会社の業績・利益を上げるミッションがあるとします。
それをコンプリートするには、
今よりも「見込み客を増やす」「商品単価を高くする」と戦略を立てます。
そのためには、「TVCMを行う」「プレミアム商品を発売する」と戦術まで落とし込みます。
こういったように、実践レベルで戦略・戦術も学ぶことが出来ます。
⑤クリティカルシンキングが鍛えられる
クリティカルシンキングとは、論理思考のことで、
思考力を身に付ける上で大切なスキルです。グロービスの本でも出版されています。
商品開発の企画書立案時は、色々な批判的な意見が多く出ます。(笑)
そのため、常に目的意識と思考を客観視し、
自問自答し続け、最適解を探していく必要があります。
グロービスの本を読むと、自然に身に付いているなぁと思います。(笑)
⑥トレンドを知れる
マーケティングの説明で”情報収集”と書きましたが、それがとても大切です。
その上で、世の中の流れ(時流)に乗ることが、商品開発で重要になります。
つまり、トレンド(流行り)を知ることです。
トレンドに合わせた商品開発は、突発的なニーズに対応できたりします。
鬼滅ブームもそういったところですよね。いち早く掴むことが大切です。
⑦フットワークが軽くなる
情報収集、顧客のニーズなど色々なところにアンテナを張るため、
全国各地に足を運びます。(笑)
それ故、何かあったら現場へGO!といったフットワークの軽さが身に付きます。
(コロナ禍で難しくなりましたが、通販での購入が増えました)
⑧メンタルが強くなる
企画書の提案時などに批判的な意見を受けること、
発売した商品が不発に終わってしまったなどから、
「楽観的になる」「強い信念を持つ」といったメンタル強化になります。
様々な過程を経て商品発売しているので、「やりきってこれだから仕方がない」
といった感じですかね。
また、強い信念があると人に伝わり、
「売れない」から「売れる」と思わせるパワーにもなると学びました。
⑨会計・財務の知識が身に付く
商品設計をする上で、損益計算書を作ることも多くあります。
その際、会社の製造費・販管費・物流費・諸経費などを算出することもあり、
会計・財務関係は学ぶ機会があります。
⑩デザインセンスが磨ける
商品開発では、”パッケージデザイン”も作りこみます。
実際には、会社や外部で雇っているイラストレーターさんに依頼しますが、
商品コンセプト・キャッチコピーなどイメージを伝えます。
「売れているデザイン」「売れないデザイン」が経験値として
蓄積されていくので、デザインセンスは高まっていきます。
悪い意味で、当たりはずれがないデザインとなってしまうので、
売場での新商品パッケージは良く見て勉強します。
最後に:商品開発で多数のスキルゲット!
商品開発で身に付く10のスキルをまとめてみました。
長々とありがとうございました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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